【開催報告】異業種楽習会 鈴木博明さん講演会「商店街が変わる まちが変わる」
全国で急速に増えるシャッター商店街。
ここ茅ヶ崎の商店街にも、空き店舗が目立ち始めています。市内の状況はまだ深刻ではありませんが、今有効な対応をしなければ、そう遠くない将来、茅ヶ崎市の商店街が活気を失うことは確実と思われます。
そこで、商店街活性化に意欲を持つ商店主さん、企業関係者、自治体職員、中間支援組織スタッフ等が集まり、事例研究や先進都市視察を通じて、茅ヶ崎の「商店街の未来を考える」情報交換の場(=異業種楽習会)をつくることにしました。
第1回目の「異業種楽習会」は、30年にわたり商店街活性化に取り組んできた経験を持つ県庁職員、鈴木博明さんに「商店街が変わる まちが変わる」というテーマでお話をしていただきました。
会が始まる前、鈴木さんの姿が見えないと思ったら、スーツからレストランシェフの仕事着(泉橋酒造の前掛けも着用)に着替えて会場に登場。鈴木さん曰く、「講演の際には、いつも着替えるんですよ」とのこと。どう見ても県庁職員には見えません(笑)。
講演では、県内の商店街活性化に関する沢山の事例を紹介してくださった後、「賑わいのある商店街をつくるうえで重要なことは、知恵とネットワークの二つ。外とつながりを持とうとするか否かが、商店街活性化の成否を分ける。イベントは結果ではなく、プロセスが大事です」とアドバイスをしてくださいました。
会の終了後、ある商店主さんから「今日聞いた話は目から鱗でした」との感想をいただきました。企画者としては、望外のうれしい一言です。
今後は、息長く交流のできそうな地域への視察ツアーを企画したいと考えています。
●講師プロフィール「鈴木博明さん」
県内の商店街や街の活性化に取り組んで約30年。鈴木さんがその地の商店街を歩けば、まず知らない人はいないという超有名人。老齢化や廃業などでシャッター商店街と呼ばれた街の再生など、手がけた数は計り知れません(横浜人図鑑HPより抜粋)。
小山 紳一郎